これを書いているのはだれ?
2012年から社会人になって、今年で34才になりました、空中清高です。Twitter とかではsoranakkってIDでやっています。前職の同僚からこんな画像を作ってもらったりしてる感じの人です。
なにをやってきたの?
Webフロントエンドエンジニア→Webサーバーサイドエンジニア→Androidアプリケーションエンジニアという経緯でソフトウェアエンジニアをやってきました。Androidアプリケーションエンジニアになってから、かれこれ8年以上経過していて、ソフトウェアエンジニアとしての経歴の大半がAndroidアプリケーションエンジニアです。
直近では株式会社Mobility Technologiesでタクシー配車のGOアプリのAndroidアプリケーションを開発していました。と言っても、開発していたのは一般に使われているGooglePlayにリリースされているGOアプリではなくて、タクシー車内にあるAndroid端末に自社サーバーから配信する感じのAndroidアプリケーションです。BtoBtoCなアプリケーションなので普通のAndroidアプリケーションとは違うところも多々ありましたが、まあAndroid端末の上で動作するアプリケーションを開発していたので、私の直近の経歴はAndroidアプリケーションエンジニアのはずです。
また DroidKaigi と iOSDC Japan のコアスタッフをしていて、微力ながらソフトウェアエンジニアコミュニティの活性化に協力していたりします。
どうしてエス・エム・エスに?
実は3年前に DeNA に転職したときにエス・エム・エスからも内定を頂いていて、その時はお断りしたという経緯がありました。当時もすごく悩んだのですが、ラストワンマイルを解決することに尽力したいという想いがあり DeNA(後に事業譲渡してMobility Technologiesに転籍になった) を選びました。当時は (今もですが)運転免許を持っておらず、駅から先の移動手段については自分自身でも課題になっていて、その問題に自分自身が取り組むことに魅力を感じての選択でした。
それから3年ほど経過したある日に、エス・エム・エスで技術責任者をしている田辺さん @sunaot から連絡をいただきました。その時に「3年前はエス・エム・エスを断ったけど、そういえば DeNA に行ってやりたかった事ってなんだっけ?」みたいなことを思い出しながら、「あの時は出来なかったけど、今ならとりあえずどこにいてもアプリを使ってタクシー呼んで移動する、みたいなことがほぼ出来るようになってるな」「全部ではないけど、3年前にやりたかったことの一部ぐらいは出来たのかも」ってぼんやり思いました。また、「チームビルディングとか少し興味出てきたな。今期の目標に設定してやっていくぞ」みたいな時期でもありました。
そんな状況で田辺さんからエス・エム・エスの3年前からのアップデートや近況を聞いて、 「ちょうどこれから新しいチームを作ってやっていこうと思うのですが興味ありませんか?」 と誘われて選考を受けることにしました。「新しいチームでチームビルディングから関われるのって楽しそうだな」っていうのが選考を受けた理由の大半で、まだこの時はエス・エム・エスの事業やプロダクトのことについてはぼんやりとしてて「複雑っぽい課題があって挑戦しがいありそう」みたいにしか思ってなかったです。
エス・エム・エスに入社することになった決め手は?
そんな状況で選考を受けていく中で、現場の人やビジネスの人とプロダクトや事業の話をするにつれて、エス・エム・エスのやってること、やろうとしていること、めちゃ面白そう!ってなりました。
医療・介護の状況は国の方針、地方自治体の方針、法律改正などで複雑性は増していく一方で、同時に高齢化もどんどん進行している。これから起きるだろう問題は医療費や社会保障費の推移、人口推移等のデータから予想はされているけど、どう解決したらいいかは誰にもわかっていない。エス・エム・エスはそういった課題に対して打ち手を考えてサービスを開発し、課題解決に取り組んでいる。その取り組み方も現場経験者が社内にいたり、また現場に直接ヒアリングしたりしていて(最近はコロナ禍のため、直接のヒアリングはあまり実施できていないみたいですが……)、本当に課題と向き合ってプロダクト開発しているな、と感じました。
そして特に決め手となったのは、これからの高齢社会に必要なサービスを作ることが結果的には自分たちに返ってくるようになるだろうと言われ、たしかに将来自分が引退した時に使うだろうサービスを自分で作ってみるのは面白そうだ!って思ったことでした。
エス・エム・エスに入社してどうだった?
エス・エム・エスはさまざまなサービスを開発していていろんな部署があるのですが、その中でも私は介護事業者向け経営支援サービス「カイポケ」のリファクタリングを行うチームに所属しています。
現在のカイポケは介護事業の複雑さがそのまま反映されているような状態になっていて、 介護のさまざまなサービス種類(居宅介護支援事業、通所介護事業、etc,etc,etc,本当に大量のetc...)に次々と対応していったという歴史的背景からそれぞれが複雑に組み合わさった大きなプロダクトになっています。
カイポケは現在の介護事業を支えるプロダクトに仕上がってはいるのですが、今後の社会情勢の変化やますますの高齢化を迎えるにあたって、カイポケのサービスを5年、10年といった長期で見た場合に今より良い体制はないだろうか、という試行錯誤を続けてきました。 そういった背景があって、カイポケというサービスを適切な単位でのマイクロサービス化したりなどのリファクタリングを行うことで、他に影響しない閉じた改善を行いやすく変化に対して強いプロダクトにしようとしています。
リファクタリングのプロジェクトは本格的に始まったばかりで、プロダクションコードはこれから書いていく段階ですし、チームも出来立てほやほやな感じで、チームビルディングから始めています。また、利用予定の技術スタックもそれぞれに精通している人ばかりではない(私も含め、初めて触れる技術もたくさんある状態)ですし、そもそも対象としている介護事業の複雑さもあって、私たちのチームでは「わからない」を口癖にしようという活動をやっていたりします。
エス・エム・エスは誠実でいろんなことに前向きな人が多いと感じています。こういうのやってみようと言うとすぐに「いいね、やろうやろう」って返ってくる感じで、私的にはとても居心地がいい環境です。また、さまざまな経歴の人がいて層も厚いと感じます。介護業界からきた人もいれば、それとは全く関係ない業界からきた人もいるし(私もその一人)、大企業出身だったりスタートアップ出身だったりで、本当にいろんなバックグラウンドの人がいます。
技術に関しては「この技術を極めたい。この道のプロになる」という人より「プロダクト開発やりたいので、それに必要な技術は習得するぞ」みたいなスタンスの人が多いように感じます。この辺りは好き嫌いあるかもしれないですが、どちらかというと私も後者な感じなので合っているなと感じています。
チームは出来立てでいろんなことが決まっていないふわっとした雰囲気だけどチームで決めていく楽しさがあったり、本格的なDomain-Driven Designでの開発や、React、GraphQL、AWS環境構築などなど初めてやることばかりで毎日が新鮮で楽しくやっています。
エス・エム・エスにはどんな人が合いそう?
介護業界は更なる高齢化社会を迎えるため、これから未知の問題がいくつも出てくるだろうと予測されています。なので社会の要請もどんどん変わるだろうし、それに合わせてエス・エム・エスのプロダクトもどんどん変えていく必要があります。そういった事業領域でエンジニアに求められるのは変化や未知なことに対する前向きな姿勢だろうな、と私は考えています。
例えば私のチームだと、「マイクロサービスとかバリバリやってたぜ」的な人ももちろん大歓迎なのですが、「マイクロサービスの開発や運営はそんなやったことないけど、やってみたい。他の経験から補いながらキャッチアップしてやっていくぞ」みたいな人も大歓迎です。実際、私のチームで使う予定の技術スタックで誰も専門でやったことがない技術もあります。また私自身も前職はAndroidアプリケーションエンジニアですが、今共通している技術スタックはKotlinや前前職でやったことがあるSpring Frameworkぐらいで他はほぼ初めてのことばかりです。なので新しいことでも状況に合わせて前向きにやっていける人は合っているのかなって思います。
この記事を読んでちょっとでも興味が湧いたら、エス・エム・エスでは転職の意志がなくても話を聞いてみたいって感じでカジュアル面談していますので、是非是非話を聞きに来てみてください!