フルリモート下でのキャッチアップについて

こんにちは。人材紹介開発グループに所属しているT・Dです。私は2023年12月にWEBエンジニアとしてエス・エム・エスに入社し、現在は福岡県から完全リモートワークで業務を行っています。

フルリモートワークが普及する中、新しいチーム環境へのスムーズな適応は、多くの企業にとって共通の課題となっています。本記事ではこの課題に対して、私のチームではどのように取り組んでいるか、そして私自身がどのようにキャッチアップを行ってきたかについてご紹介します。

オリエンテーション

新たな職場での初日をいかにスムーズに迎えるかが大切です。PCや必要な機材は、入社日までに自宅に配送され、初日から準備万端で業務を開始できるようになっていました。入社当日は、1日かけてオリエンテーションを受け、会社の理念や制度などを詳しく学ぶことができました。このオリエンテーションでは、必要な情報を一通り把握でき、業務開始に向けてスムーズな移行が可能です。また、よくある質問や手続きの流れも事前にまとめられており、事務手続きで迷うことはありませんでした。

オリエンテーション後も、サポート体制は十分に整っており、チャットツールを通じて気軽に質問ができる環境が用意されていました。これにより、新しい環境でも安心して業務に取り組むことができます。

2日目には、配属されたチームメンバーと初めての顔合わせを行いました。この顔合わせでは、各メンバーが自己紹介ページを用いて自己紹介を行い、名前や役職だけでなく、趣味や得意なことなども共有されました。これにより初対面でも共通の話題を見つけやすく、リモートワーク環境でのコミュニケーションを円滑に進めるための良い工夫だと感じました。また、チームメンバーはリモートワークに慣れており、コミュニケーションもスムーズに取れるため新しい環境でもすぐに活動を始めることができます。

キャッチアップにおけるチームの環境

チーム内では定期的なミーティングが開催されています。ミーティングでは進捗状況や課題を共有し、これにより、メンバー間で情報が透明に交換され、全員がプロジェクトの最新状況を理解できるようになっています。ミーティングはエンジニアに限らず、他職種のメンバーも参加し、プロジェクト全体の進行状況を把握することができるため、一体感を持って取り組むことが可能です。

また、ミーティングで設定される具体的な数値目標や開発すべき機能の背景、そしてビジネスの目的を共有することで、チーム全員がより質の高いアプリケーション開発に向けて同じ方向を向いて努力できます。どの職種からも質問ができるオープンな環境が、業務の理解を深めるための良い機会を提供しています。

さらに、esa などの情報共有ツールを活用することで、必要な情報をいつでも迅速に入手でき、同時に他のチームのエンジニアがどのような取り組みをしているかを知ることができます。これは、知識の共有とチーム間の協力を促進し、より効率的に業務を進めることに寄与しています。

このような環境が整っているため、リモートでもスムーズにキャッチアップを進めることが可能でした。

入社時に私が行ったキャッチアップ方法

私が特に意識したキャッチアップの方法として、2つのポイントがあります。

まず、学んだ内容を資料として残し、暗黙の了解をドキュメントとして明記することを心がけました。これにより、新たにチームに加わるメンバーが同じポイントでつまずくことを防ぎ、チーム全体の共通認識を揃えることができます。

次に、疑問に思った点や、形式ばったりしているルールについては、チーム全体で議論しルールを整備することを重視しました。これにより、より効率的な開発が行えるようになると共に、良好なチーム運営を実現できると考えています。

これらは新しく参加した際に気づきやすい事項でもあるため、積極的に提案を行うことが重要です。

加えて、私がジョインしたチームでは、メンバーがオープンに意見を出し合う文化が根付いており、議論の場がしっかり設けられていたため、積極的に提案を行うことができました。このような環境の重要性を実感し、将来的に自身が新メンバーを受け入れる立場になったときには、提案しやすい環境を整えることを心がけたいと考えています。

今後新しいメンバーをどのようにチームが受け入れていくのか

ジョイン時に感じた課題や改善点を踏まえ、今後はさらに良い受け入れ体制を築いていくことを目指しています。この目標に向けて、チームとして最近取り組んでいるのがペアプログラミングです。新しく加わるメンバーと共にペアプログラミングを行うことで、彼らがシステムのアーキテクチャを理解しやすくなり、同時にコードの品質も向上します。

さらに、このアプローチを通じて直接コミュニケーションを取ることで、新メンバーとの距離が縮まり、チーム全体のコミュニケーションが向上していることが感じられます。この取り組みにより、私たちは持続可能な成長と革新を支える強固なチームワークを築いていくことを期待しています。

まとめ

オリエンテーションから始まり、日々の業務、チーム内コミュニケーションの強化に至るまで、私たちはリモートワークの環境下で効率的かつ生産的に業務を進めるための戦略を継続的に改善し続けています。特にペアプログラミングのようなコラボレーティブなアプローチは、新メンバーがチームに溶け込む手助けをし、同時に全員が目指す品質と効率を高めることができる重要な手段です。

これらの経験を基に、私たちは新たにチームに加わるメンバーが直面するであろう障壁を低減し、より迅速かつスムーズに業務に取り組めるようにするための体制を整えています。積極的なコミュニケーション、透明性の高い情報共有、そしてオープンなフィードバック文化が、これを実現するための鍵となっています。

最終的に私たちの目標はリモートワークでも効果的に機能する協力的で結束力のあるチームを築くことです。そして、このような取り組みを通じてチームとしての成長だけでなく、個々のメンバーも成長を続けていける環境を提供していきたいと考えています。