社会課題の解決に興味を持ったエンジニアがエス・エム・エスに入社して思ったこと

2024年4月にエス・エム・エスに入社した田実(たじつ)と申します。

この記事ではエス・エム・エスに入社した理由を経歴を踏まえて振り返りつつ、入社して思ったこと、これからやりたいことを紹介します。

これまでの経歴

1社目はSalesforceの導入・運用支援を行う会社でSalesforceエンジニアとして働いていました。
顧客折衝・要件定義・設計・開発・テスト・リリース・保守と、様々な業界のシステム開発に一気通貫で携わることができました。SalesforceだけではなくAWSやHerokuを使ったWebアプリケーション開発や外部サービス連携などの経験もでき、システム開発エンジニアとしての下地を作ることができました。
働いていく中で、次第に技術自体への興味関心が強くなったことや、腰を据えて自身の技術力やサービスを伸ばしていきたいと思うようになり2社目の会社に転職しました。

2社目は自社サービスを開発・運用している事業開発会社で、ポイント交換やデジタルギフト、ファッションサブスクリプションの新規事業のサービスに携わりました。
GitHubを使った開発フロー、アプリケーション/DB設計、CI/CD、監視、アラート運用、インシデント対応など、自社サービスを運営していく上で必要不可欠な知識を身につけることができました。
施策系の開発以外にもPHPやライブラリのアップグレードや不要コードの削除、静的解析の導入など、大規模アプリケーションの技術的負債を解消する取り組みも行い、技術力を大きく伸ばすことができました。
このように腰を据えて技術力を伸ばしていきたいという当初の目的は満たせたのですが、次第に事業やプロダクト自体にも興味が出てきました。

3社目はノーコードのSaaSを運営する会社です。自分が魅力に思うプロダクトに携わることで、技術力・非技術力をもっと磨けるのではないか、日々の仕事の充実度も上がるのではないかと思い転職に至りました。
SaaS特有の事業的・技術的な難しさは多々ありましたが、好きなプロダクトを技術的にどう伸ばしていくかを考えることは非常に充実した時間でしたし、結果としてエンジニアリング力も上げることができました。
プロダクトの面白さを日々感じていた一方で、「プロダクト・事業が解決する課題・事業領域」に物足りなさを感じたことや、自身のライフステージの変化もあり今回の転職に至ります。

エス・エム・エスに入社を決めた理由

事業領域や課題は実際に聞いてみないと魅力がわからないなと思い、カジュアル面談は40社ほど受けました。カジュアル面談では「ビジネス・事業領域の面白さ」「自分の経験を活かせるか、伸ばせるか」を軸に見ていました。また、これまでの会社では独力で技術的改善を進める経験が多く、独力で進めることの限界を感じていました。そのため、チームで課題を解決する・チームと一緒に成長していく力を伸ばしていきたいという思いもあり、それを実現できそうな環境を探していました。

エス・エム・エスではカジュアル面談や面接を通じて、医療・介護領域における社会課題とそれにどう立ち向かっていこうとしているのかを丁寧に説明してもらいました。話を聞く中で、課題を解決したときのインパクトの大きさや課題の難しさを感じつつもビジネスや事業領域の面白さにワクワクしたのを覚えています。
人材紹介のサービスではPHP・Laravel・Salesforceが利用されていることや、技術面で改善していきたいポイントがあるということを伺い、自身の経験が十分に活かせる環境であることも入社の決め手でした。

エス・エム・エスではチーム間で技術やドメイン知識の共有を強化する動きがあり、人材紹介グループでは技術的な品質意識をチーム全体で上げていく プロダクションレディ の取り組みがあるなど、「チームで」やっていく経験やスキルを伸ばせそうなことも入社した理由の1つです。
また、自分自身もエージェント型の人材紹介サービスにお世話になった経験から、エス・エム・エスが運営している人材紹介サービス自体に対しても好印象でした。そんなこんなで今回ご縁がありエス・エム・エスに入社しました。

入社して思ったエス・エム・エスの良いところ

入社してから現在まで、保育士人材バンクという保育士向けの人材紹介サービスのシステム開発・運営をしています。

入社前は、「エンジニアが要求・要件から主体的に関わってコーディングだけではなく本質的な課題解決ができそうな環境か」とか「開発環境も含めた改善業に対してネガティブではないか」あたりを気にしていたのですが、そのあたりは特に問題なく楽しく仕事ができています。

前者の懸念に関しては、マーケティングチームとエンジニアチームが協力して各種施策を進めているのですが、いわゆる「考える人」「作る人」といった分断は全くありません。エンジニアの意見が求められることもありますし、表面的な要求をそのまま実装するのではなく、本質的な課題を捉えないといけない場面もあります。

後者の改善に対する姿勢に関しては、前述のプロダクションレディのような技術的な改善の取り組みもあり、改善に対して前向きです。私もいくつか改善に対する相談などをSlackで投げたりしているのですが、いずれも建設的な議論ができています。強めの言葉やネガティブな発言をする人もいないので、心理的にもエンジニアとして働きやすい環境です。

esaを共有して良いリアクションをもらっている図

チーム間のエンジニア同士のつながりや技術的な共有をするような試みも多数行われています。esaで他チームが書いたドキュメントを見れたり #tech #php #ruby #golang のようなSlackの技術系チャンネルもありますし、チーム横断で交流できるようなチームビルディングのイベントも頻繁に行われています。

また、このテックブログの執筆・プロセスもかなり整備されており、編集チームが執筆のサポート・校正を行ってくれたり、公開予定の記事や日付もしっかり管理されています。こちらも継続してチームとして改善し続けている成果だと思いますし、良い感じに改善プロセスを回せている組織なんだろうなぁと思っています。

これからやりたいこと

現在担当している保育士人材バンクをもっと良くしていくためにはエンジニアリングによる施策支援が重要です。この「エンジニアリング」の部分をもっと効率的に、効果的に回していくために守りの改善もしていく必要があります。
トライしやすい環境を作り、不確実性の高いドメイン領域でエンジニアの力を活かせるようにできると良いなと思ってます。そのためにも、大小様々な課題に対して自分の能力だけではなくチームを巻き込んで良い感じな技術基盤を作っていきたいです。
そして自分が担当しているサービス以外のチームにも知見を共有し、人材紹介開発グループ全体のビジネスをより強化するような技術環境、組織を一緒に作っていければと思います。

また、人材紹介開発グループのテックブログの記事が少なめなのでそこも増やしていきたいと思っています。技術的にめちゃくちゃ良いネタをたくさん持っているので、自分も含めてチームとして書く流れを作れると最高ですね…!