変化を受け入れる文化の中で実践するウェルミージョブの開発アプローチ

こんにちは、豊濱です。

現在は、プロダクト開発部でウェルミージョブシカトルカイゴジョブアカデミーのエンジニアリングマネージャ(EM)を担当しています。

この記事では、現在ウェルミージョブで取り組んでいることについてご紹介します。

少し自己紹介

まだ20世紀だったころにソフトバンクに入社し、2日目に子会社のヤフーに出向ののち正式に転籍、そこから約16年働いていました。

21世紀に入ったあたりから、インターネットの急速な普及、大容量回線によるコンテンツの進化、スマートフォンの台頭など、業界や市場の成長とともにエンジニアとして自分も成長させてもらったな、運が良かったな、と今でも思います。その後、Web/IT系の企業に何社か転職、テックリード・アーキテクト・CTOなどを経験し、2024年にエス・エム・エスに入社して今に至ります。スタートアップ企業の技術顧問・アドバイザーやカメラマンもやってます。

今でも使える技術スタックだとPHP/Laravelぐらいです。COBOLも書けます。 ここ数年はEMやプロダクトマネジメント(PdM)と呼ばれる領域にウェイトを置くことが多いです。

ウェルミージョブとは

2025年7月に、 “カイゴジョブ” からリブランディングを行ったものが “ウェルミージョブ” です。

2025年3月期 決算及び会社説明資料より
2025年3月期 決算及び会社説明資料より

カイゴジョブはブランド名の通りもともとは介護中心の求人情報でしたが、介護・医療・障害福祉・保育の求人サイト「ウェルミージョブ」として、今後は職種横断のダイレクトリクルーティングプラットホームとして拡大・成長を実現するプロダクトになりました。

エス・エム・エス的に言うと、ウェルミージョブはキャリア事業という領域の中の1つですが、ナース専科転職やカイゴジョブエージェントはそれぞれ専任のキャリアパートナー(CP)が、就職・転職先を探している従事者へ働き方や条件に合う事業所を紹介したり、事業所からどういう人材が欲しいかの要望もヒアリングします。 それに対し、ウェルミージョブはCPがおらず、従事者は自分で事業所に応募する形、事業所も求人票を自分で記述して掲載するという形になっています。その分採用時にいただく料金もお安くなっている、という仕組みになっています。

課題抽出・仮説の設定

CPを介してヒアリングや紹介を行うサービスのことを、エス・エム・エスでは人材紹介と呼んでいます。 上述したとおりウェルミージョブはCPがいないぶん、基本的には従事者も事業所の双方に自律自走が求められます。

従事者目線で転職するとなると、いまの職場で働きつつ、どういう場所でどういう職場で働きたいのか、を自分で決めて見つけて、スケジュールを調整して面接をこなしていく必要があります。 事業所目線でいうと、小さな介護施設などは専任の採用担当もおらず、マネージャも現場での業務をこなしつつ採用もやらなきゃいけない状況であることが多いです。

当然ですが、従事者はウェルミージョブのサイトに来たときが一番モチベーション高く職場を探している状態です。事業所も求人票を掲載したいと思っているタイミングが一番人材がほしい状態になります。そこから実際に従事者が事業所に入職するまでの手間と時間をいかに減らすか、究極 “ゼロ” が理想、ということになります。

それらの要望を叶えるために、現在の状態を正しく把握する必要が出てきました。

  • 企業は採用したいと思ったときから入職するまでに、なににどれぐらい手間と時間をかけているのか
  • 求職者は就職・転職したいと思ったときから入職するまで、なににどれぐらい手間と時間をかけているのか
  • そのなかから課題の大きさや重要さから、仮説検証すべき領域やフェーズのはなんなのか
  • そのために成果物として作るべきものはなんなのか

現状分析から課題抽出した結果、それらを検証するためにスコープを絞ってMVP(Minimum Viable Product)を作る必要があるという判断をしました。 チームで議論しているときは「契約ってしないとだめなんだっけ?」「人が文章書かないといけないんだっけ?」「なにかモノを作らないといけないんだっけ?」といった、現状や常識に縛られない話も出てきました。もちろん契約や成果物が必要なのはわかってますが、角度を変えて見ることで新しいアプローチが見えたりと非常に有意義だったなと思います。

どのようにプロジェクトを進めるか

このMVPでは、不確実性が高い状況で仮説検証を小さく素早く回す必要があったため、アジャイル的なアプローチを取ることにしました。

アジャイルで進めるということは、「いつまでに何ができるのか」を最初から明確に示せない、途中で方向転換する可能性がある、投資対効果の見通しが立ちにくい、といった特性があります。 組織にとっては、計画の不確実性を受け入れることになるため、慎重にならざるを得ない進め方です。

それでも、エス・エム・エスはこうした挑戦を許容してくれる環境です。 「なぜこのアプローチが必要なのか」「何を検証しようとしているのか」といった意義をしっかり説明すれば、会社として変化を受け入れ、任せてくれます。 不確実性の高い状況であっても、納得のいく説明さえできれば前に進める。そういった環境で、やりがいと責任を持ってプロジェクトを進められることを、日々感じています。

まとめ

今回は、ウェルミージョブで取り組んでいるMVP開発の事例を通じて、以下のような実践をご紹介しました。

  • 従事者と事業所の入職までの手間と時間を減らすという課題に対し、現状分析から仮説を立てる
  • 不確実性が高い領域では、スコープを絞ったMVPで検証サイクルを回す
  • アジャイルアプローチを取ることで、計画の不確実性を受け入れながら前に進める

こうした取り組みを進める上で大切なのは、「なぜこのアプローチが必要なのか」を説明し、組織の理解を得ることです。 エス・エム・エスでは、不確実性の高い挑戦であっても、その意義をしっかり伝えれば前に進める環境があります。役職や役割に関係なく議論でき、「サービスを通じて社会に貢献したい」という共通の価値観があるからこそ、こうした挑戦ができるのだと感じています。

さいごに

エス・エム・エスに入社したのは、昔の同僚が声をかけてくれたのがきっかけでした。もちろん紹介は紹介でしかなくて、面接や面談でしっかりと情報交換をしていったのですが、会う人会う人全員が、立場や役割関係なく「社会のために我々は何をしていくべきか」を軸にお話をしていたのが非常に印象的でした。

弊社が以前から取り組んでいる、少子高齢、人口減少による生産年齢人口の減少という未来と、AIをはじめとした技術革新と、それを享受する社会や人類の情報リテラシーの変化の中で、

我々はなにをどう形にして世の中に価値を提供するのか

を考え続けられる会社です。

そんな我々は一緒に働ける仲間を大・大・大募集しています!ここまで読んでくださったみなさんは、多少なりともエス・エム・エスという会社に興味を持っていただけてるはずです。まずは話だけでも聞いてみませんか?以下からご連絡お待ちしています!

最後まで読んでいただきありがとうございました。