介護事業者向け経営支援サービス「カイポケ」のエンジニアリングマネージャー、荒巻です。 最近社内で、小さい技術ネタをなんでも発表できる会をはじめてみたので、その共有です。
ふだん社内では、まとまった技術情報はesa.ioに書いているのですが、きちんとした文章として書くのは時間も心理的コストもかかります。 もう少しカジュアルに技術の話をできる場があったほうがよさそうだと思っていたところ、EMの酒井さん (@_atsushisakai) が前職で社内版potatotipsをやったことがあるという話になり、エス・エム・エスでもはじめてみることにしました。
社内版といっているのは、本家のpotatotips*1を参考にしているからです。potatotipsは有志で運営されている、iOSやAndroidの技術トピックを持ち時間5分でどんどん話していくというスタイルの勉強会です。ただ、カジュアルではあるものの、5分のトークを組み立てるのは意外と大変です。
そこで社内版potatotipsは、この雰囲気を借りながらも、さらに気楽にできるように、以下のようにとてもゆるい感じでやっています。
- 自由参加
- 一人最大5分
- 30秒で終わってもいい
- 資料を用意しなくていい
- エディタ、ツール、フレームワークなど、技術ネタなら何でも構わない
- Slack channelでわいわい実況する
- なるべくリアクションする
最初はフロントエンドチームのみで小さくはじめ、参加者がぼちぼち定着してきたところで、他のチームからもtipsを募るようにしたところ、色々なチームの方々がtipsを提供してくれるようになりました。
実績としては、4ヶ月で110個のtipsが紹介されました。 ネタの投稿場所としてはGitHub Projectsのkanbanを使っています。ネタの種類に応じた場所にAdd Itemするだけです。
たとえばこのようなネタが紹介されています。(この例はVue.jsのコードネームが日本の漫画やアニメから取っているという話)
このようにカジュアルな発表の場があることで、新たな交流が生まれたり、さらに深掘りしたいことが思いついたりしそうです。今後とも続けていきたいと思っており、皆様の会社でも、ゆるい共有会をはじめてみてはいかがでしょうか。
*1:https://potatotips.connpass.com/ 運営チームのtokoromさんからは、potatotipsの名前を出すことを快諾いただきました。