SRE NEXT 2024に参加してきました!

こんにちは、プロダクト推進本部人事のふかしろ(@fkc_hr)です。 8月2日、3日に開催されたSRE NEXT 2024に、エス・エム・エスのメンバーが参加してきました&弊社もGOLDスポンサーとして協賛いたしました。

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この記事では、メンバーの印象に残ったセッションの紹介・感想とブースの振り返りをお届けします!

みんなのイベント感想

山口(全社SRE)

全社SREの山口(@yamaguchi_tk)です。

SRE NEXT 2024のコアスタッフをしていました&Snykさんのスポンサーセッションで登壇(DevSecOpsの内回りと外回りで考える持続可能なセキュリティ対策)しました。(2日目のイベントの撤収時という疲労がピークの時に資料をアップしたのでURL設定をミスってしまい同じ資料が2つアップされています)

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SRE NEXT 2024が本格的に動き出したのが今年の1月くらいで、4月くらいからエンジンがかかって6月7月は追い込みくらいのスケジュール感でした。 SRE NEXT 2024では、主にイベント関連と制作物を担当していました。参加者から誤表記等の指摘はありましたが、イベントアンケートで概ね良い評価をいただいたこと、制作物が当日までにそろっていたこと、イベントが無事終了したので自分としては大満足でした。

自分が登壇したSnykさんのスポンサーセッション「DevSecOpsの内回りと外回りで考える持続可能なセキュリティ対策」では、ツカミからの伏線回収、まとめまで話し切ったためか、缶バッジ・スポンサーブースの宣伝をしすぎたのか分かりませんが、AskTheSpeakerではなくエス・エム・エスのブースにAskしにいく方が何人かいらっしゃったようで、「エス・エム・エスのブースの前でAskしないでください そこにSpeakerはいません 反対側でスタンプラリーの抽選係をやっています」と歌いそうになりました。

SRE NEXT 2025でも引き続きコアスタッフをやる予定ですので、参加者に楽しんでいただけるイベントを作っていきたいと思います。

小笠原(カイポケSRE)

エス・エム・エスの小笠原です。スポンサーセッションのLT枠で登壇して以下の発表を行いました。

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今回LT枠は5分と短く、その中でプロダクトに少しでも関心を持ってもらうために何を話すか悩みました。限られた時間で私たちの事業について知ってもらうために、具体的な話には踏み込まずにこれまでのプロジェクトの進め方とその中でどのように考えて意思決定を行っていたかについてご紹介させていただきました。

5分枠なので話しきれば終わりと思いきや、セッション後のAskTheSpeakerの時間で参加者や他の登壇者とLTの中身について深掘る機会を得られたことが個人的に楽しく印象的でした。SREのくくりでこれほど人が集まるイベントは少なく、またSREが各社少数チームで構成されることが多いこともあり、普段社内でしない会話もできたのではないかと感じました。

聴講したセッションで個人的に気づきがあったのはTopotalさんの「組織的なインシデント対応を目指して〜成熟度評価と改善のステップ〜」に関するセッションでした。

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インシデント対応をフェーズに分けて細かく成熟度評価することで改善に取り組みやすくなる、という話があり、これは自社でも適用できそうだと感じました。

TopotalさんではSlackアプリケーションを利用してインシデント対応を定型化したりポストモーテムの作成を半自動化・支援するといったサービスを展開しており、確かにインシデントが多い現場ではこのようなサービスは有用だと思いました。

インシデント発生時、担当者はプレッシャーもありなかなか手順書ベースの対応はうまくできないことが多いです。実際には周りの人がそれを補うような動きをして運用でカバーすることが多いのですが、それを運用ではなく仕組みで解決するというアプローチがあるというのが気づきでした。とてもSRE的な発想で良いなと感じました。

上山(ハピすむSRE)

ハピすむSREの上山です。

事前に気になっていた「Becoming SRE - SREって何から始めればいいの?」のセッションを聞いてきました。 技術スタックの話ではなく、SREという立場でプロダクトや開発チームとどう向き合っていくのか、という話がメインだったかと思います。 早すぎる改革はエンジニアに引かれるため信頼作りが重要という話や意思決定が早すぎるが故にembeddedしていたのが分離してしまった話では、私が感覚だけでやっていた部分や言語化できていなかったチームとの関わり方が議論されていて、非常に勉強になりました。 当セッションはパネルディスカッションなのでスライド資料は無いと思いますが、深い議論が行われていたセッションの雰囲気が伝われば幸いです。 ブース対応では、アンケート等を通して幅広い分野のエンジニアの方々と技術関連のお話をすることが出来てとても楽しかったです。

加我(カイポケSRE)

カイポケSREチームの加我です。

SRE NEXT 2024では (恐らく) 人生初となるスポンサーブース周りを担当しました。会社やサービスの紹介、缶バッジ作成のご案内、各種アンケートのご案内などを通して多くの方とコミュニケーションができました。今回初めて用意したノベルティのサプリケース (お薬ケース) も好評だったようで嬉しく思います。

先日のブログ にてDMMさんの「大きな組織にSLOを導入し運用するということ、その難しさ」を気になるセッションとして挙げさせていただきました。

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過去に私がSLI/SLOを導入しようとした時に「SLOがユーザージャーニーを表現しきれていない」という問題に直面し、実現するためには大幅な計装が必要となってしまい頓挫してしまったという経験があるからです。これに対してDMMさんのセッションでは「マイクロサービスSLO」と「プラットフォームSLO」の2軸で考えるという話があり、強く印象に残っております。私達が開発しているカイポケも今後SLI/SLOの整備が必要なのでセッションで得られたものを活かしていきたいと思います。

また、2025年もSRE NEXTが開催されること、それに合わせてRoad to SRE NEXTが開催されることが発表されました。私は現在札幌に住んでおり、Road to SRE NEXTが札幌で開催されるとのことなので、もし機会がありましたらぜひ運営メンバーとして協力したいと思っております。

ということでSRE NEXTに携わったみなさまお疲れ様でした!

高橋(全社SRE)

全社SREの高橋です。

今回初めてSRE NEXT 2024に参加させていただき、多くの学びと刺激をいただくことができました。 スポンサーブースで他社の方々と交流でき、コミュニティーの活発さを感じる2日間でした。

特に印象に残ったセッションはエムスリーさんの「Central SREとEmbedded SREのハイブリッド体制で目指す最高のSRE組織」です。

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エムスリーさんにおける「Central SRE」と「Embedded SRE」のハイブリッド体制についてや、今後の体制の展望を聞くことができました。当社もオンプレミス時代およびクラウド移行時代を経るという似た変革を辿っており、共感できる部分が多くありました。また、ハイブリッド体制をとることのメリットデメリットや、Embedded SREとの役割分担についてもどのように捉えているかを伺うことができました。現在、当社も今後のSRE体制のあり方を模索している最中ですので、今後の参考にしたいと考えています。

来年のSRE NEXTの頃には自分もSRE2年生になっているはずなので、より成長した自分で広く深くインプットできるように邁進していきたいです。

最後に、企画運営をしていただいた皆様、素敵な機会をありがとうございました! SRE NEXT 2024に参加した皆様お疲れ様でした!

おわりに

エス・エム・エスのブースでは、「あなたのXアイコン缶バッジをプレゼント」という企画を行いました。2日間で約150名の方へお渡しができ、最後は見渡すと缶バッジをつけてくれている方が多くいらっしゃったのが印象的です。 Xでの拡散や、口コミでのお繋ぎありがとうございました。

Kotlin Fest 2024でも同様の企画をしたのですが、カンファレンスでよく起こる、アイコンと顔が一致しない。という問題の解消のためにご用意していました。 いつもよりかはキャッチーだったのですが、基本的には課題解決的な思想で始まったノベルティ・ブース企画で、社風が現れているなと感じました。

実はエス・エム・エスは缶バッジ屋さんではなく、「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」というミッションのもと、継続可能な日本の未来をつくるための事業づくりをしています。どんな会社かわからないので話を聞いてみたいよという方がいたら、カジュアル面談の申込みも受け付けていますので、ご応募ください!

楽しいSRE NEXT をありがとうございました!