エンジニアが営業現場を実感しにいった話

この記事は 株式会社エス・エム・エス Advent Calendar 2024の12月23日の記事です。 qiita.com

こんにちは! @aysuzuki です。自己紹介はこちらの記事にまとめているので、ご覧いただけるととても嬉しいです。 入社からほぼ5ヶ月が経過しました。もう2025年なんて早いですね……。

キャリアパートナー

画像 エス・エム・エスではキャリアパートナー(CP)と呼ばれる、従事者(求職者)と事業者を繋ぐ転職・採用支援担当が双方とコミュニケーションをとり、より良いマッチングを創出しています。 より良いマッチングのためには情報の記録・収集・共有や、従事者や事業者に提案するための調査・検索が必要です。実際にCPチームが日々どんな業務をして、どのように情報を処理して検索をしているのかを学びに行きました。

エスノグラフィ

まだ入社が浅いこともあり、CPチームがどういう職場・環境でどういった業務を行っているのか全くわからない状況でした。 まずはエスノグラフィ(行動観察)を行い、理解を深めるところから始めました。業務内容についてあまり詳しく書くことはできませんが、結果として以下のような考えに至りました。

エンジニアとしてできること

自分たちが作っているものがどう使われているかを実感する

Analytics、ログ、行動データなどから見える部分もたくさんありますが、あくまでもそれは「使われた結果」だなと実感しました。実際に使っているところを見たりインタビューすることで、どういう状況でどういう思いで使っているのか、使われていないのか、を実感できたのは非常に大きいなと感じました。

人間にしかできない業務に集中できる環境を作る

ここがエンジニアの本分ともいえますが、情報を探すのにスクロールが長すぎるページや、記録のためにツールからツールへコピペする、といった作業の割合はかなり多いなと感じました。 たった1日観察しているだけでも、エンジニアが数時間開発することで、CPチームの業務が数百時間楽になるんだろうな、と思われる改善ポイントもいくつかあったので、こういった課題解決のチャンスはまだまだたくさんあると思いました。

業務の可視化・課題発見をする

そして「なぜ使いづらいUIになっているのか」「なぜその業務が存在するのか」のような、一歩引いた本質的な課題として捉えて解決していくことも、自分たちの役割だなと強く考えました。 上述した直接成果をあげられる短期課題の解決と、この本質的な課題解決の双方に取り組むことが「事業に貢献している状態」といえるのかなと思いました。

職種間の垣根や距離感を取り除く

最後に、このような機会を他のエンジニアやCPの方とも広くやっていきたい、と思いました。同じ会社にいる他の職種はこういうことをしている、あそこに知り合いがいて相談できる、という相互理解がある状態が、シナジーを生み出していくのではと考えました。

まとめ

普段からユーザーインタビューやテストを行ってる方々からすれば、当たり前すぎることかもしれませんが、普段開発業務に専念していると見えづらくなってしまうこともあるんだろうな、と思いました。 会社や団体によって対象となる職種やユーザーも違いますし、気軽に覗きに行く環境じゃない場合もありますが、もし同じ会社に営業部隊やユーザーに近しいチームがいるのであれば、足を運んで実感することで、ものづくりに対する考え方のアップデートができるいい機会になると思います。 少なくともエス・エム・エスはそういうことができる会社です!ご興味を持たれた方はぜひお話聞きに来てください(アピール)