はじめに
この記事は株式会社エス・エム・エス Advent Calendar 2025の18日目の記事です。
はじめまして。エス・エム・エス プロダクト推進本部 採用・組織開発支援グループの韓です。 今年の8月に入社したばかりですが、なぜ私がエス・エム・エスに入社したのか、今やっていること、そして今後やっていきたいことを紹介します。
今までの経歴
前職はデジタルマーケティングSaaSを提供する企業に所属していました。2018年にエンジニアとして入社し、約5年間開発に携わりました。開発業務だけでなく、チームリードとしてのマネジメントや外部登壇など、様々な経験をさせてもらいました。
チームで開発したプロダクトがスピーディーに形になり、ユーザーから嬉しいフィードバックが届く瞬間こそ開発の醍醐味だと感じ、エンジニアとして楽しく仕事に向き合っていました。
転機が訪れたのは、エンジニア採用が芳しくなく、誰かエンジニア採用を牽引する必要が出てきたときでした。エンジニアバックグラウンドがあり、コミュニケーションが比較的得意だった私に白羽の矢が立ち、2023年7月からエンジニア採用責任者としてのキャリアが始まりました。
面接官以外の採用業務は未経験でしたが、周囲の協力もあり、大変ながらも期待に応える成果を出すことができました。エンジニア時代に感じた、チームで開発したプロダクトがスピーディーに形になる体験において、優秀なチームメンバーが存在したことが1つの要因であると感じています。そのチームメンバーがいたのも当時の採用があったからこそであり、会社・組織・チームにとっては採用が重要であるのを身をもって感じました。また、組織やプロダクトの課題と候補者のキャリアに深く入り込むことで、なぜその候補者に入社してもらいたいのかのストーリーを作り、結果として候補者に熱量高く入社してもらえたときの嬉しさはかけがえのないものでした。そういった成功体験を通じて、採用をはじめとした「人・組織」に向き合う楽しさ、そして優秀なメンバーを採用することのインパクトの大きさを肌で感じました。
エス・エム・エスに入社した理由
前職での人事の仕事も楽しかったのですが、人事へのジョブチェンジから2年、在籍期間も6年半が経ち、「他にどのような環境があるのか」と外の世界にも興味を持ち始めました。
そんな中、現在のグループ長である@emfurupon777とカジュアル面談をする機会があり、エス・エム・エスについて詳しく聞きました。特に刺さったのは、企業理念やミッション・バリューにあるように「続」を重視している点です。つまり、「長期を見据えて価値を出し続けること」を大事にしているという文化です。 エス・エム・エスが向き合う日本の高齢社会の課題は非常に壮大です。1年やそこらで解決できるものではなく、10年、20年というスパンで考えなければなりません。そのためには長期視点で思考し、継続的にアクションを取り続けることが重要になります。

私自身、そこまで長期で思考した経験はありませんでしたが、「将来組織を牽引する人材になるには、長期的な視座が必要だ」という課題感を持っていました。また、この壮大な課題に向き合う組織を作ることは非常にチャレンジングだと感じ、強く惹かれました。
選考過程で、技術責任者の@sunaot、人材紹介開発部EMの@kenjiszk、人事の@fkc_hrともお話ししましたが、皆さんが優秀であることはもちろん、「エス・エム・エスを通じて社会を良くしたい」という熱い思いがひしひしと伝わってきました。そのパッションに感化され、次のチャレンジの場としてエス・エム・エスを選び、今年8月に入社しました。
今エス・エム・エスでやっていること
現在は、プロダクト推進本部のエンジニア採用をメインで進めています。 採用業務は多岐に渡りますが、時間的にも比重が大きいのは「カジュアル面談」と「候補者の選考フロー構築」の2つです。
カジュアル面談について
前職での経験から、「カジュアル面談でどれだけ自分たちに高い関心を持ってもらえるか」が候補者の意思決定における重要な要素だと考えています。また、入社時に期待されていたことの1つが、今までのエス・エム・エスにはない「私ならではの熱量・アプローチ」でした。そのため、自分の言葉でエス・エム・エスの魅力を語れるようになる必要がありました。
組織や事業のキャッチアップが落ち着いた入社1か月半頃から、まずは田辺さんやEM陣の面談に同席して見学。次に私が作成した資料を使ってメインで話し、@sunaotや@emfurupon777に同席してもらってフィードバックをもらう……というサイクルでブラッシュアップしていきました。皆さんとても協力的で、しっかりフィードバックをもらえる環境は本当にありがたいです!
採用チームでは今年9月以降、ダイレクトリクルーティングや紹介会社連携の強化により母集団形成がうまくいっており、私の9月から12月現在のカジュアル面談担当数も70件を超えました。
まだ精度を上げる余地はありますが、短期間で多くの機会をもらえたおかげで、候補者の方から「韓さんとの面談が有意義でした」といったポジティブな感想をいただけることも増えました。また、私が担当した候補者の方がオファーや内定承諾に至るケースも出てきています。
カジュアル面談で話すたびに、エス・エム・エスの向き合う課題の壮大さと、やるべきことの多さを再認識します。私が魅力を感じたときのように、候補者の方にも「今とこれからのエス・エム・エス」の魅力を感じてもらえるよう、今後も力を入れていきたいです。
選考フローの構築
入社して驚いたことの1つが、「候補者への向き合い」に相当な力を入れている点です。
現在は毎朝、採用チームでパイプラインを確認しています。各候補者の方にどのような選考フローを組むべきか、この場で決められない場合は誰に相談するかを話し合います。エス・エム・エスの選考は画一的なフローではなく、候補者ごとに柔軟にカスタマイズするため、しっかりとした議論が必要です。
当初は「ここまで時間をかけて決めるのか」と驚きましたが、エンジニア採用の難易度が年々高まる中、候補者一人ひとりに深く入り込む重要性を再認識しています。(もちろん、ただ時間をかければ良いわけではないので、効率化できる部分は工夫も必要ですが)
採用は人を巻き込む業務が多いですが、エス・エム・エスのメンバーはコミュニケーションが非常に円滑で、建設的な議論ができる方ばかりです。だからこそ、候補者に合わせた最適な選考フローが提供できているのだと思います。
これからやっていきたいこと
入社して5か月になりますが、今のところとても楽しく働いています。 私は、仕事を長く続けるには「その仕事が面白いか」が最も大事だと思っています。「面白い仕事」の条件は、「向き合っている課題が挑戦的であること」そして「一緒に働く仲間が優秀で良いメンバーであること」です。
重要なので繰り返しますが、エス・エム・エスの取り組んでいる課題は壮大で、一筋縄ではいきません。そのため、初めて会う候補者の方に一言で説明するのは難しいです。しかし、だからこそあらゆる切り口での魅力があり、候補者の入り口となる人事は、事業・プロダクト・組織・人に深く入り込み、広く知る必要があります。
まだ理解が浅い領域もありますが、その分、飽きずにやれることがたくさんあると感じています。そして、一緒に取り組む心強い仲間もいます。 つまり、腰を据えて長期であらゆることに取り組めそうだと思っています!
まずは採用を軸にしつつ、人事として組織・人の観点で「今後どうあるべきか」を考え、日頃から問いを立ててアクションしていきたいです。
そして、エス・エム・エスではあらゆるポジションのエンジニア、デザイナー、PdMを募集しています。ぜひ私や現場のメンバーのカジュアル面談でお話しましょう。お待ちしています!
