楽しく仕事をするためにテーマとしていたことの振り返り

この記事は 株式会社エス・エム・エス Advent Calendar 2025 の12月9日の記事です。

はじめに

ちょうど1年ぶりのテックブログへの登場となりました。BPR推進部EA推進グループでエンジニアをしている、おうえ @kotaoueです。

この記事は「エス・エム・エスに入社してから、楽しく仕事をするためにおうえがやってきたこと」を振り返ってみようという、個人的な想いドリブンで書いています。
※ 同時に「BPR推進部ってどんなチーム?」や「エス・エム・エスのBPR推進部でエンジニアとして働く楽しさ」みたいなものを、もしかして将来一緒にチームとして仕事をすることになる誰かに伝わると本当に最高だなという期待も結構込めています!
具体的なTechの話というよりは、開発フローやカルチャーに関するポエムです。

簡単な自己紹介

まずは、おうえの略歴を簡単に書いておきます。
これから「エス・エム・エスのBPR推進部でエンジニアとして働く楽しさ」に触れますが、それは「ただしこんな感じで仕事をしてきた人にとって」という前提が付く話にはなるので略歴を書いておきます。

20年以上前に就職してから、ゲームプランナー → 起業試みて失敗 → Slerでプログラマ → 事業会社の社内SE → ゲーム会社のサーバーエンジニア → SaaSスタートアップのエンジニア
といった感じで仕事をしてきています。 ちょっと変則的なキャリアプランで参考にならないよと思われるかもですが…
「Slerのプログラマ」「個人事業主」「スタートアップのメンバー」のような何個かの視点から語っていると感じていただけると幸いです。

BPRって何? EA推進グループって何?

エス・エム・エスには「プロダクト開発部」とは別に「BPR推進部」という組織も存在します。
そこで、昨年の記事と同様に、所属している部署の紹介を記載しておきます。
まず、BPR推進部ですが、BPR(Business Process Re-engineering)の略称です。 とても簡単に言うと「部署を横断して会社全体の業務プロセスを改善していくこと」が目標のチームとなっています。
ちなみに、EA推進グループは、EA(Enterprise Architecture)の略称で、ここにも「ビジネス戦略とITを統合してシナジーを最大化していこう」といった想いが入ったチーム名となっています。

「プロダクト開発部」と「BPR推進部」では、お互いに「マーケット(市場・業界)へ向けて」価値を届けるという方向性は同じですが、そこへ至るアプローチとして、主に以下のような役割分担をしています。

  • プロダクト開発部⇒マーケットに向けて直接価値提供するサービスの開発・提供
  • BPR推進部⇒マーケットへのサービスデリバリーまでを含めた社内の業務プロセス改善/業務システム構築

もちろん、この役割分担も固定的なものではなく、お互いにやるべきと思ったことをオーバーラップしたり協業したりしながら組織横断的に成果に向かって動いています。

※ このTechBlogも、プロダクト開発部とBPR推進部の両方のメンバーがエントリーを書いて運営しています。

テーマとしていた働き方の発表

規模としては多くの従業員数が所属するいわゆるエンタープライズ企業ということで、エンタープライズ企業ならではの働き方が必要だと入社前から少し身構えていました。
例えば、組織として守るべきルールや、登場人物が多いことによる調整の難しさや独特のスピード感については、前職のスタートアップとは大きく異なると想像していました。 そんな組織の中で、自分として楽しく仕事をする&組織に価値を還元できるように、「とりあえずやってみる」を自分のテーマにしてきました。
※ 裏テーマは「誰かに怒られるまではやってみる」でした。

それは、これまで主に「Slerのプログラマ」「個人事業主」「スタートアップのメンバー」として働いてきた人間が「エンタープライズ企業」でプレゼンスを示すためには、ちょっと違った視点ややり方が大事だと思って作成したテーマです。 その一例として「自分の好きな仕事」について部全体に共有会を実施することになった件を紹介します。

「自分の好きな仕事」について部全体に共有会を開催することになった件

おうえはポストモーテムが大好きです!色々ある仕事の中で一番好きだと言っても過言では無いです。
そして「楽しく仕事をしたい」し「とりあえずやってみる」「誰かに怒られるまではやってみる」がテーマの一年だったので、「よし、ポストモーテムの魅力を伝える共有会をみんなに向けて開催しよう」と動いてみた結果の振り返りです。

開催までの流れ

  1. 共有会を開催したいなと思う
  2. 「ポストモーテムが大好きなので、ポストモーテムの魅力を伝える会を開催したいです!参加者募集です」とSlackのBPR全体チャンネルに投稿
    実際のメッセージのスクリーンショットは↓ Slackのメッセージ
  3. 部長から「何より楽しいっていうところが良いですね!」というコメントを貰って喜ぶ
  4. 開催

という感じでした。
入社前に身構えていたエンタープライズ企業的な難しさもなく、「やりたい」→「いいね」→「やる」という軽いフットワークで開催することができました。 また、個人の思いつきが起点となった共有会ですが「一緒に内容ブラッシュアップしよう」とマネージャーも前のめりで協力してくれるなど、とても動きやすい環境でした。

この時点で「BPRという組織は、入社前に想像していたよりも数倍〜数十倍の裁量範囲がある」ということを感じ、それは「誰かに怒られるまではやってみる」という限界を攻めるのも難しいなという、大きな驚きになっていました。

開催した結果

結果として、共有会の冒頭に表示されるスライドで「好きだから」を全面に押し出すような、個人的な想いが満載の共有会を開催することになりました。

スライドで一番言いたかったこと

反応も上々で

  • 共有会を聞いて、3秒後にesaでポストモーテムを仕組み化、チームのドキュメントとしてシェアしました!
  • さっそくチームでポストモーテムやってみました!再発防止策はみんなで考えようぜ!という意識で議論できたのは良かったと思います!
  • 経営管理本部とか他部署のメンバーにも共有したいなぁと思うんですけど、エス・エム・エス全体に広げちゃってもいいですか?

といった感じで、BPRの中で反応するだけではなくて他部署にも波及するという、当初抱いていたエンタープライズ企業という想像を打ち砕くような軽やかな結果となりました。

ポストモーテムが好きな理由の補足

今回の記事は「楽しく仕事をするためにテーマとしていたことの振り返り」なので、ポストモーテムについては深堀りしないようにしようと思いましたが、やはり好きなのでちょっとだけ語らせてください。

ポストモーテムが好きな理由は「ポストモーテムを楽しめるメンバーの集まったチームが好きだから」です。 そしてその理由を細分化すると

  1. ポストモーテムが好きってことは、失敗しても批判されないし、失敗からポジティブな学びを得るチーム
  2. 失敗からポジティブな学びを得るってことは、新しいことにチャレンジできるチーム
  3. 新しいことにチャレンジできるってことは、もっと良いチームになる可能性が高いチーム
  4. もっと良いチームになる可能性が高いチームってのは、参加していて楽しいチーム!

という感じです。 そして、共有会を開催するまでの流れで「自分が参加しているチームはもっと良いチームになる可能性が高いと感じることができた」というのが最高のフィードバックでした。

まとめ

入社前にはエンタープライズ企業だからと身構えていましたが…実際には「やってみたいな」と自分からアクションを起こせば、やってみたい仕事にチャレンジできる機会がある、拍子抜けするくらい軽いフットワークで色々なことができる組織でした。
「はじめてのポストモーテム」だけではなく「LT大会やってみませんか」「輪読会やってみませんか」「プロダクト開発で実施しているボードゲーム会に参加して良いですか?」といったチームカルチャーにまつわる相談にはもちろん「やってみよう」という反応で進行することになりました。
また「ダッシュボード作りましょう」や「AIエージェント使ってみたいです」や「次はJavaじゃなくてGoでPoCやりたいです」といった技術的な希望や「ITGCの統制対象となっているシステムの開発フローだがやりづらい部分があるので変更したい」といった開発フローやIT全般統制に関わるようなややこしい要望であっても、一度も「NG」と言われることがない組織でした。
他にも「ちょっと1on1したいです」とSlackで声をかければ、技術責任者の田辺さん(@sunaot)とも1on1実施できるという、スタートアップのようなとても距離の近いコミュニケーションも可能な組織でした。

もちろん「とりあえずやってみよう」ではなくて「それをやるためには情報を整理して然るべきルートで承認申請してから」といった進め方になることはあります。 それでも「じゃあどうすれば実現できるか」という視点で動けるのが、BPR(Business Process Re-engineering)という言葉が入った組織の強みであり、エス・エム・エスという会社の社風なんだなと感じたのが、一年を振り返った率直な感想です。

さいごに

アドベントカレンダーの中ではありますが…BPR推進部では一緒にエス・エム・エスのBPRに取り組んでくれるメンバーを募集中です。 BPR推進・コーポレート エンジニア職種一覧としてまとめております。

もちろん「とりあえず、1回話をしてみたいなー」というカジュアル面談も大歓迎なので、↓にあるカジュアル面談のリンクをクリックしてみてください。 また、BPRについてもう少し知りたい方向けへの記事もリンクしておきます。 規模はエンタープライズですが、スタートアップ的な速度感で動くことのできる組織なので、「チャレンジしがいのある大きなissue」がたくさんありますし、ぜひ一緒にチャレンジしたいと思っていますという想いを伝えて筆を置きます。

もうすこしBPRについて知りたい方向けへの記事